職務経歴書の枚数4枚以上で、書類選考通過率50%私がやっていた書き方

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職務経歴書に今までの経験すべてを注ぎ込む

転職活動で、いちばん最初にやったこと

転職活動で、私がいちばん最初におこなったのは、履歴書と職務経歴書の作成です。

今は、無料のテンプレートも豊富。一度作ってしまえば何回も印刷できますし、転職サイトへの登録のときにコピペもできる。本当に便利になりました。

便利で簡単な分、中身は相当に気合を入れ、時間もたっぷりかけて作成しました。まさしく、自分の経歴のすべてを注ぎ込みました

職務経歴書は、全7枚の大作を作ってしまい、さすがに長すぎて、これでは見てもらえないと思いなおし、そのあと減らしたくらいです。それでも4枚になりますが。(笑)

「職務経歴書は2枚がベスト」、なんてこともよく聞きますが、私は常に4枚以上で提出していました。それで、書類選考の通過率が50%ほどでした。平均と比べてどうなのかはわかりませんが、書類選考で落ち続けて苦労をしたことはありません。そのかわり、面接では苦労しましたが。。

ここでは、私がどういう風に応募書類を書いていたか、意図や考え方、ちょっとしたテクニックをお話していこうと思います。

実際にやっていた、提出書類の書き方の具体例

すべてPCで作成

まず、私はすべてPCで作成しました。一文字も手書きはしていません。字のキレイな方はいいのかもしれませんが、悪筆の私には、「手書きのほうが想いが伝わる」なんて考えたことすらありません。

いまだに文字のキレイさがプラスになる会社って、あるんでしょうか?受け取る側だったときを思い返してみてください、「キレイな字を書くんだな」以上のことを、なにか感じましたか?

逆に、私たちの年代だと、パソコンを使えないと勘違いされるかもしれませんよ。

履歴書は適当に

「適当」というのもなんですが、履歴書は普通に作ればいいと思います。志望動機などの重要な欄があっても、「別紙に記載」にして、職務経歴書に詳しく書きました。履歴書の欄では小さすぎますし。

それ以前に、テンプレートを選ぶときに、面倒な項目がないものを選ぶといいと思います。ここは軽く流して、その分職務経歴書に注力しました。

ここが本番「職務経歴書」は気合を入れて

職務経歴書は重要です。今は履歴書ではなく、こちらのほうが大事なのは言うまでもないですね。

特に1ページ目には気を使いました。まず最初は「職務要約」を書きました。本当にごくごく簡単なまとめです。アピールなどはおこなわず、パッと見て職歴やスキルがわかる、本当の「要約」です。350文字くらいです。

そして、「保有資格・スキル」これは列挙するだけですが、厳選はしました。受ければ誰でも取れるようなものなんて、今はネットでちょっと調べるだけですぐバレます。

なんだかよくわからない資格も今はいっぱいありますからね。 節操なくなんでもかんでも書いているのはちょっと恥ずかしいです。新卒ならまだしも、 プラスにもならない、余計なものは除外です。そのかわり、資格でなくても、Illustratorなどの、これが使えますといった情報はここに書きました。

そしてその下に、職歴の最初の部分、これが載るように調節しました。1ページ目で、自分という存在の全体がおおよそつかめるように意識しました。

職歴は、どうスキルアップしてきたかがわかるように

職歴は、時系列と逆パターンの直近の情報から並べて作りました。これが力作となってしまい、職務経歴書の枚数を増やすこととなりましたw

私は、単純にいつどんな会社や部署にいて、役職や職務を並べるようなものにはしませんでした。そこに、どうスキルアップを実現してきたのか、そして、それがどのように仕事につながり、どんな結果となったのか、といった情報を加えるようにしていました。

具体的には、若い頃「営業をやっていた」時期の部分に、「スキルアップを目指して資格を取った」といった情報を加えたんです。

営業職で外回りをやっていた頃にパソコンに興味を持ち、そのために半年勉強して、営業時代にこういうパソコンの資格を取り、その後希望していた内勤の部署に配属。そのスキルを活かして、その部署では何%の売上アップとなり、役職がこう変わった。といった具合です。

ただの経過報告として、経歴を並べるだけではなく、自分の意志でスキルアップしていったことを、職歴の時系列に加えたわけです。

実績紹介は具体的な数値で

そして、出した実績は具体的数値で書きました。○○部署の立ち上げメンバーとなり、1年で○○円の売上にしました。○○部署の建て直しで、利益率を○○%改善しました。といった具合です。

明確な数値を示すことで、入社後にどれだけの成果を出してくれるのか、面接官に想起させるようにする狙いです。

志望動機がいちばんの見せどころ

そして、ここがいちばんの気合の入れどころ「志望動機」です。その会社を「志望」する「動機」ですから、当然会社ごとに違うものにしました。当然ですね。定型のマニュアルっぽいものなんて、見慣れてる面接官にはすぐバレます。

ここでも、自分がその会社に入って、具体的になにをやるのか、相手にイメージさせることを意識しました。その会社の「どこ」に惹かれて、そこで働くことで、自分には「何が」できて、その結果「どう」なるのか。みなさんもここで大いに語ってください。

メリハリをつけて、アピールしたいところへ誘導する

これは面接でのテクニックとも言えますが、書類にメリハリをつけて、特にアピールしたいところへ誘導するのも大変重要です。フォントや文字の太さなどを工夫するのは当然、アピールポイントを目につくようにするんです。

特に、2時面接や最終面接のような、事前に書類を見ていないような、エラい人の場合には有効です。本当にビックリするくらい、何も見ていない人も結構いますので、誘導することで面接が盛りあればこっちのものです。

職務経歴書の枚数は?それよりも中身を重視

最初力の限り作ったときは、全7枚にもなってしまいました。さすがに長すぎるなと思い、少し削りましたが、いつも4枚で提出をしていました。提出物にお題があった場合は、職務経歴書に追加していましたので、それ以上になったこともあります。最大で7枚でした。それで、書類選考通過率は50%くらいです。

なるべく少ない方が、そりゃあ見る方としてはいいのでしょうが、枚数を少なくするためにアピールを犠牲にするのは本末転倒です。 私はアピールしたいことを、どうやって端折っても4枚未満にはなりませんでした。

2枚がベストとの意見もありますが、大事なのは、いかに会ってみたい人材と思ってもらえるかです。素晴らしいアピールなら、何枚だって読んでくれます。枚数で合否が決まるなんて、本気で思いますか?

ダラダラと長いのは論外でしょうが、しっかりとした中身があるのなら、枚数なんて気にしなくていいですよ。

転職エージェントなど、第3者に添削してもらう

こういったものを、ひとりで作っていると、どうしても誤字脱字のような細かいミスなどには気づけないものです。また、自分ではなかなか気づかない「クセ」のようなものもあります。同じ表現や言い回しを繰り返し使ってしまう、微妙に上から目線のいい方になっている、などということですね。

家族や知り合いに見てもらうのもいいですし、転職エージェントを活用するのも有効です。やはりプロですので、こういったマニュアル的なもののチェックは的確です。無料ですし、有効に活用させていただきましょう。

私がいちばん最初に登録した転職エージェントは、ワークポートでした。そこで添削してもらったものが、私の履歴書と職務経歴書のベースになっています。

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職務経歴書の添削だけでなく、希望条件などの聞き取りや、今後の転職活動のやり方など、様々教えてもらい、最初の面談ですごく安心したことを思い出します。

書類審査通過率なんて、状況次第

マニュアル通りで、没個性のほうがマイナス

私は書類選考の通過率が1/2くらいでしたが、実のところ、チャレンジしての応募なのか、身の丈にあった現実的なものなのか、結局はそれが大きいと思います。

あまりに通過率が低すぎるのなら、いろいろ見直してみることが必要かと思いますが、少し確率が低いくらいで、あまり気にする必要はないと思います。56歳で転職を成功させた知り合いがいますが、彼は「数うちゃ当たる」方式で、過去13回の転職を成功させたそうです。

気にしすぎることで、マニュアルすぎる情報に助けを求めたりして、自分の個性がなくなってしまうことのほうがマイナスです。さらに悪いスパイラルになってしまうかもしれませんよ。

100点の書類なんて作れない

提出書類は、テストではありませんので、100点なんてものはありません。その会社によって、採点方法も違いますし。

とにかく最初は、自分のおこなってきたすべてを出し尽くすくらいの気持ちで、書き出してください。そこから余分なところを削り、内容の密度を高めていくんです。

そして、何度も何度も見返してブラッシュアップしていく。さらに、転職活動や面接をおこなっての経験や反省を、自分にフィードバックして、常に改善を図っていくんです。

これは本当に苦しい作業です。ひとりでやるしかありませんし、自分と向き合う作業です。自身の悪い面とも向き合うことになります。こんな作業をやっていると、鬱な気分になります。私もそうでした。

でも、ここで気持ちを高めて、明るく前向きに、強くアピールする気持ちを持って取り組んでください。その熱は必ず文章の中に表れるものですよ。

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