40代後半の転職には現実的 まず登録してハローワークカードを作る
曜日と時間を調べて、近くのハローワークへ
45歳で、ハローワークにもはじめて登録をしました。今はハローワークもネットで検索できるんですね。自宅でも求人を調べたりできてとても便利です。
そのために、まずはハローワークに登録しなくてはいけません。土日にはやっていませんし、閉まる時間も早いです。行く前に、近くのハローワークの利用できる時間と曜日をちゃんと調べておいてくださいね。
そこで、登録用紙を記入することになります。住所、氏名といった基本情報から、職歴や希望の条件などなど、なかなかボリュームのある用紙ですが、ここはしっかりと記入してください。
転職サイトに登録した際の、気合を入れて書いた履歴書や職務経歴書がありますよね。それを印刷して持っていくといいですよ。
登録が完了すると、ハローワークカードがもらえます。「カード」といっても、実際はペラペラの紙ですがw。

普通のコピー用紙より、ほんの少し厚いくらいです。レシートなどと一緒に捨ててしまわないようにしてください。笑い事じゃなく、本当にやりそうになりますので、くれぐれもご注意を。
ネットの検索では、ハローワークカードに書いてある自分の求職番号を入れると、より多くの求人を見ることができます。
ハローワークカードの有効期限切れに注意
ここで注意です。このカード有効期限が短いです。登録したした日の翌々月の末日までと、3ヶ月ありません。私もネットで検索をしようとして、求職番号を入れたら受け付けてもらえず、期限切れに気づきました。
ですが、一度登録をしたあとなら、本人確認程度ですぐ再登録ができますのでご安心を。でも出向かなくてはいけないのが、ちょっとめんどくさいんですよね。
やはり地元の求人は多い 中にはレア求人も
気になる求人の応募状況も教えてもらえる
実際に利用してみて、掲載が無料な分、求人自体がが多いので、ひとつひとつ見るのが大変なのと、いい求人とダメな求人が玉石混交なことはありますが、地元で職を探すのにはいいな、と思いました。 近くて通勤が楽なところが数多くありました。
やはり給与面は、転職サイトの方が高いことが多いですし、就業場所も、都心の求人のほうが当然高いです。
ですが、それほど悪くないものもあります。給料だけでなく、近さや職種、待遇を総合して考えれば、悪くないところがいくつかありました。
さらに、現在の応募状況を教えてもらえるのも便利ですね。今5人が応募していて、そのうち2人が面接結果待ち、採用はまだ0、といった具合です。採用状況がわかるだけでなく、人気がある求人かもわかるわけです。
ここで注意ですが、「残り1名」などと聞いて、よく考えずに飛びつくなんていうことがないようにしてください。心理学でいう、損失回避の法則ではありませんが、冷静さを欠いて失敗しては本末転倒です。
ハローワークだけで人が集まる優良求人も
実際に、私が今勤めているホワイト企業ですが、ずっとハローワークだけで募集をしてきたそうです。離職率も低いので、5年に1回くらいしか求人を出さず、転職サイトを利用せずとも、応募が集まるので、ハローワークにしか求人を出していなかった、ということです。
他にも、ハローワークとしては、かなり待遇の良い求人があり、そこに応募したときの話です。面接場所は関東でしたが、関西の本社から役員が2名来ていました。数日で一気に面接をしていたようでした。私の前にも後にも、応募者が来ていました。わざわざ遠方からくるくらいですから、相当数の応募があったんでしょう。
こういった、わざわざお金を掛けなくても人が集まる、ホワイトな優良企業の求人もあるわけです。
大手転職サイトのように、最新の技術を使った便利で多機能なサイトとまではいきませんし、とにかく数が多いですので、見るだけでも相当な時間が掛かります。探し出すのも一苦労ですが、ここはじっくりと探してみてください。
真剣に募集していない?出しっぱなしの求人に注意
会社が存在していなかったことも!?
注意点をもうひとつ。ハローワークは求人情報の登録が無料です。なので、真剣に募集をしていない求人、出しっぱなしにしているところもあるんです。
応募する時は、ハローワークの方がまず電話してくれるのですが、私が応募しようとした会社は、何回電話してもつながりませんでした。仕方ないので、ハローワークのお姉さん(?と言っておきますw)が明日以降も掛けてくれることとなり、その結果を電話してくれることになりました。
こういったことまでやってくれるのも、ハローワークのありがたいところです。やはり実際に会ってのコミュニケーションならではです。
私からも電話してみましたが、同じく呼び出し音がなるだけ、後日お姉さんからの電話でも、いろいろ時間を変えてかけてみたが、結局つながらなったとのことでした。急成長しているベンチャー企業だったのですが、会社が存在しているかもあやしい状況です。当然応募はやめました。
他にも、電話は本人からでOKの但し書きがあったので、(原則最初の連絡はハローワークの方からが決まりです。)私から電話すると、面接はいつでもいいので適当に来て、というところも。
これも、あまりにあやしいのでいきませんでしたが。。
今も求人募集しているのかを確かめる
今もちゃんと募集しているかどうか、応募してみればわかることではありますが、事前に確かめておくべきです。
求人を見続けていれば、ずっと出し続けていることどがわかりますし、求人票には、いつ求人を出したのか、掲載有効期限はいつまでか、も書いてあります。
これが、相当前に出されていたり、期限がずいぶん先だったりすると、出しっぱなしで真剣に募集していない可能性が高いです。もしくは、常に募集をしている、異常に離職率の高いブラック企業かもしれません。
こういったところは、電話で確かめるだけでなく、クチコミサイトをチェックしたり、実際に会社の様子を見てみるなど、きちんと調べることをおすすめします。
40代後半、自分にあったサービスを活用する
実は、40代後半が対象ではない転職サイトも
今は転職サイトもいろいろあります。業種や年齢に特化しているものも多いです。
○○業界に特化!第二新卒に強い!などとハッキリしているのはいいのですが、総合転職サイトのようでありながら、実はターゲットユーザーが「20代~30代」、「24歳~45歳」のようなところがゴロゴロあります。しかも、やっかいなことに表向きにはうたっていないことも多いです。
あくまで「ターゲット」で、登録ができないわけではありませんが、そういったところに登録しても、成果は期待できないでしょう。時間の無駄となってしまいます。
さらには、大手転職サイトに掲載されている求人自体が、私たちの世代を求めていないことも多いです。いや、ほとんどといっていいかもしれません。
大手転職サイトは、どういった求人が多いのか、どれくらいの待遇となるのか、といった情報収集をおこなうことがメインと考えるのも現実的です。
年齢層が高い人向けのサービスも活用する
そこで、年齢層が高い人向けのサービスを活用するんです。
自分がもう一度転職活動をおこなうんだったら、転職サイトやエージェントは、情報収集とレアな優良求人を長い目で探す場とし、ハローワークを中心に考えます。それが現実的です。40代後半で、2年転職活動をおこなった経験からの実感です。
「40代はハロワより転職エージェント!」なんて文言を目にしたこともありますが、現実を知らないんだなと苦笑します。大手転職エージェントなんて、40代後半は、会ってもくれませんから。
ハローワークや、東京しごとセンターのようなところは、年齢に関係なく応募できる募集が多く、窓口の方も親切に相談にのってくれます。しかも、個別で対応してもらえますからね。
転職活動をひとりでやっていると、焦りや不安から、どうしてもネガティブな考えになってしまいがちです。家族に弱音を吐くわけにもいきませんし。そんな、ひとりで鬱になってしまいそうなとき、同じ目線で、一緒に考えてくれる人がいると、実に頼もしいものです。
私も、「この歳での転職はどうなんでしょうか?」といった、いろいろな質問や不安なことを聞いてみましたが、やさしく質問にも答えてもらえますし、「ここに来る方の中では、若い方ですよ」と言われて、目頭が熱くなりました。(笑)
お手軽で便利な転職サイトだけではなく、手間を惜しまず、こういったところも有効に活用していきましょう。
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