転職活動をしていれば、誰でも知っている「あの会社」
40代以降への手あたり次第のオファー
みなさん今日も一日働いて、さらに転職活動の情報収集と忙しい1日でしたね。お疲れ様でした。
なにかニュースを見ていると、レオパレス問題から、さらに他の会社にも波及して、施工の不備だけでなく、不祥事などの問題で盛り上がっているようです。
ですが、こんなのは、毎日転職サイトを見ている私たちの世代にとっては、「やっぱり」いう感想しか出てきませんね。
常に求人を出し続けて、私たちの世代に「応募しませんか?」、「オファーが届いています」を、誰彼構わず繰り返し送ってくる。そうです、あの会社です。
ハイハイ、もう結構です。こんな会社からの連絡、迷惑メールのような設定はできないもんですかね。心底迷惑しています。
そして、私たちの世代にイヤというほどオファーを出す、この会社が、今回の問題に名前を連ねてきましたね。予想通りです。
そんな採用をしているから、こんなニュースになるような、ダメな会社になってしまったことを、少しでも真摯に考えてほしいものです。
精神論とかいう、過去の遺物を今も続ける会社
いまだに昔の感覚から抜け出せない、ダメな会社
さらには、かんぽも参戦してきましたね。報道が過熱してるようですが、なにをいまさらとしか思わない私たち世代は、冷めた目で見るだけです。もっと酷い中小を経験してきましたからね。
大手はちょっとのSNSなどでの告発で、取り上げてもらえてうらやましいですよね。中小でもっとひどいところなんて、いくらでもありますからね。
私たちは、営業が宗教的なものではあるのは、ある程度理解している年代だと思います。
ですが、それにしたってふた昔前の感覚でしょう。精神論で叱咤して、とにかく飛び込んでこい、なんてことを今でもやっているんでしょうね。そして、結果がでないとボロクソ言うわけです。ちょっと懐かしいですねw でも、これは今では立派なハラスメントです。
今の時代に、プッシュ型の営業だけをガンガンやれば、数字になるなんて、石器時代のようなやり方をいまだに続けているような会社には未来がないことは言うまでもありません。
調べれば、簡単になんでもわかる時代に、プッシュ型だけでこれからも売れるなんて、本気で考えているんでしょうか?いや、いるんでしょうね。
こういう会社のエラい人は、マーケティングなんて考えたこともない、それ以前に、マーケティングの言葉の意味すらちゃんと理解していないんでしょう。
いくら転職先がなくて厳しい私たちの年代でも、こんな会社絶対に応募しません。そこを狙っての求人を出すとか、酷い扱いをされたもんです。
だから、時間が経つにつれ応募する人がいなくなり、必死さを感じるほど怖いオファーを乱発してきたり、入社祝い金だったり、入社何ヶ月は○○万の給料保障、なんていう、「これは罠です」と公言するような募集になっていくんでしょうね。
右肩上がりの社会に助けられた、それに気づいていない
今の日本の出生率は1.44だそうです。
内閣府のHPです。

当然人口は減っていきます。ですが、こんなあたりまえのことを、理解していない会社がなんと多いことか。
いまだに「ガンバれば成果が出る」、なんて考えてるほうがおかしいです。人が減って、消費が少なくなるわけですから、それにあわせて会社も変わるべきなのは、考えるまでもないでしょう。
事業の縮小や、やりかたの見直し、新規事業への展開をを考えてしかるべきの時期に、いまだに今まで通りのやり方での売上至上主義。
なぜダメ経営者は、売上金額ばかりを気にするんでしょう。売上なんて、半分になろうが、利益が変わらないなら、それでいいじゃないですか? なぜそれがダメなのか、まったく理解できません。
経費が減ることで、利益がアップすることもありますし、その分社員を早く帰らせて、リフレッシュさせるほうが、よっぽど効果的です。非効率な昔のやり方を強制し、長時間働かせて、売り上げを拡大させていこうとする。いつの時代ですか?
今日も、なにをやってるんだか、いつまでも帰らずにずっとそこにいる上司。仕事以外にやることはないんですかね、なんでそこまで会社が好きなのか、ホント謎です。
こんな精神論を振りかざすことしかできない、中身のない右肩上がりの時代に助けられていただけの輩には、これからの時代は乗り切れないでしょう。
数字だけが絶対で、中身のない会社の出来上がる
マンションなんて買う意味がない
今の時代、家を買うなんて無駄です。特にマンションなんて、あとちょっとしたら、一気に価値がなくなるでしょう。
高くても、新しくて、いいやつは売れるので、駅近で、キレイで、おしゃれで、あれもあってこれもあって、なんていう、今ある物件よりいいものはどんどん出てきます。
商売ですから、当然売れるものを作るわけです。なので、既存物件は急速に価値をなくしていきます。不動産業界全体が、わかっていながら体力勝負しているように見えます。
リフォームやリノベーションの技術も、急速に高まっていますね。清掃業界に長くいましたので、外観は古くても、中はびっくりするくらいオシャレな物件を数多く見ました。立地のいい物件なら、かなり有効な策でしょう。
そして、新築でもない、リノベする価値もない立地の物件はゴミと化していくわけです。実際、空き家率も年々増加しています。東京でも、都市部でも、です。
さらには、出生率が2を大きく下回り、親世代はだいだい家を持っているわけですから、お金を払わなくたって、家はあるわけです。
今後、さらに格差社会は広がっていくでしょうから、ステータスを得るためだけのバブルなお金の使い方に価値を感じない、賢い若い人たちは、家を買うなんてことを考えなくなるでしょう。
さらに、今回の施工不良のニュースですからね。マンションなんてなおさら買いません。元々マンションの寿命なんて、わかったもんじゃないですからね。50年以上とか、現存しているものがほぼないんですから。完済したのに、70歳すぎて、マンション建て替えで2000万とか、そんなの払えますか?
こんなのは、単純な計算でわかることですが、それでも精神論でなんとかなると思っているような、不動産会社のダメ経営陣は、売上至上重視の経営を続けるわけです。
不正をなんとも思わない会社になっていく
こんな会社は、当然離職率も「異常なくらい」高いです。
会社が成果を出すために、必要なノウハウの蓄積や教育システムといった、本当に大事なものは、皆無なんでしょう。キーエンスなんて、「うちの会社とは違う」なんて言っちゃってるんでしょうね。
そんな中途入社ばかりの会社だから、愛社精神どころか、企業文化やコンプライアンスも育つわけもなく、「数字」だけが絶対の会社が出来上がるわけです。
「数字さえ出せば、あとはどうでもいい」わけです。 これは当然、「個人」の「数字」です。
人間は麻痺していきます。何度もくり返すことで、それがあたりまえになり、どんなに酷いことでも、良心の呵責なんて感じなくなっていきます。
最初は、上司さえごまかせればOK、程度の感覚だったんでしょう。しょうがありません。数字がすべてですから、クビにされず、食べていくためです。それが、仕入れ先へ、取引先へ。そして、お客様へ、になっていくわけです。
数字のためなら、悪いことでもやる人だらけの会社。そりゃあ、いろんなところでトラブルになるでしょう。その結果が昨今のニュースです。まぁそうだろうな、との感想しか出てきません。
不動産業界だけでなく、こんな状態になってしまっている会社は、わんさかあることでしょう。
実際に私が新卒から20年以上勤めた会社もそうでした。いや、正確に言うと、社長交代と業績の悪化でそうなっていきました。お客様より、社長個人の利益を重視する方針に、耐えられず辞めることを選択しました。
それでも入社してしまう人も
こんなどうしようもない会社が、私たちのような世代に、甘言を投げ掛けて募集しているわけです。
それでも、厳しい転職活動で、判断力が鈍り、応募してしまう人がいるから、こんな募集が続いているんだと思います。
今回のニュースで目を覚ましてください。いくら職がないといっても、「人」としてやってはいけないレベルのことを、やり続けているような会社にまで入ってしまうのは、どうかと思いますよ。
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