リクナビNEXTに偽名で登録して、情報だけ活用する方法

desk-work 40代の転職の情報収集~情報を制するものがすべてを制する~

情報漏洩のリスクをもっと考えるべき

思っている以上に「個人情報」は知られている

リクルートキャリアが、就活生の内定辞退率を企業に販売していた問題が、ニュースになっていたのは記憶に新しいところです。

元々情報の漏洩は、100%防ぐことは難しいですが、今回は、企業が意図して、「販売」をしていた、という部分に大変な懸念を抱かざるを得ません。

しかも、「リクルート」ですよ。いくつも登録していた方も多いんじゃないでしょうか。

バイトを探すとき、「フロムエー」や「タウンワーク」を使いませんでしたか?新卒での就職のときは「リクナビ」使いましたよね?そして今、転職活動で「リクネビNEXT」に登録しようか考えてるんですね?

すべてをつなげてビッグデータとして活用しているのは間違いありません。そして囲い込みます。今は情報を持っているところが勝ちますから。

婚活で「ゼクシィ」、住まい探しで「SUUMO」、車は「カーセンサー」、資格を取ることを考えて「ケイコとマナブ」、お子さんは「スタディサプリ」使ってるんですか?「ホットペッパー」や「じゃらん」もよく見てるんですね?

もうそれ、収入から、趣味嗜好まで、生き方すべて知られてますよ

情報漏洩に、100%の安全なんてない

「転職活動をしていることを、どうしてもバレたくないなら、リクナビNEXTが安心」、「一部上場企業だから大丈夫」、なんて本気で言ってるとんでないサイトもありますが、真に受けないでくださいね。

どれだけ能天気なのかと心配になります。もしくは、閲覧者を本気で騙そうとしているかでしょうね。(まずは後者でしょうが・・・。)

セキュリティーなんて、日進月歩で、攻防のいたちごっこです。100%なんてあり得ません。攻撃するのが面倒になるくらい、お金を掛けて強固にして、どれだけ100%に近づけるか、でしかありません。(私も、今の会社のセキュリティは、予算に合わせたものにせざるを得ませんでした。)

内部の人間が関与すれば、まず防ぎようがありません。上場企業なんていったって、やっているのは「ひとりの人間」です。本気で持ち出そうとすれば、なんとでもなります。

だから、「就活セクハラ」なんて問題も起こるわけでしょう。可愛い娘の名前と電話番号を、記憶して持ち出すなんて、どうしようもないじゃないですか。

今の会社に知られたくない

転職活動をしているのを、今の会社に知られたくない。これは、そんなに心配する必要はないでしょう。

当然、100%なんてものはありえませんが、応募をしなければ、個人情報が企業へ公開されることはありませんし、特定の会社をブロックする機能もあります。(先ほどお話したとおり、中の人次第ではありますが。。)

それ以前に、一生一社のみに勤める、なんてありえない状況になっているんですから、これからの時代、転職するなんてあたりまえなわけです。転職サイトに登録しているくらい、会社は気にもしないと思いますよ。

情報収集のため、登録している。と堂々と言ったっていいと思います。実際に、営業をやっている方なら、どういう業種の求人が多いのか、どの業界が伸びているのか、有用な情報ですし。

私も、次の会社が決まっても、いくつかの登録は継続し続けています。(メールがうざいところや、ブラック企業だらけの役に立たないものは解約しましたが。)

今の会社になにか言われたことなんて、まったくありませんよ。

偽名で登録して、リクナビNEXTを活用する方法

偽名での登録は可能?応募は?

リクナビNEXTへの登録は、身分証明書などの提示は必要ありません。ですので、登録自体は、偽名でも問題なくできます。名前に限らず、住所などもどうとでもできます。

利用に関しても、情報を見ることには、なにも問題がありません。「応募しませんか?」などの、自動オファーも普通に届きます。

さすがに応募はできません。履歴書などが、偽名ということになると、経歴詐称になってしまいますから。こうなると違った問題になってしまいます。最悪、入社後に解雇もあり得ます。

どうしても、リクナビNEXTから応募したければ、しょうがないので登録するしかありません。面倒ではありますが、これもコピペすればいいだけです、大した手間ではありません。

こんな些細なことを、大きなデメリットのように表現しているサイトもありますが、偽名でのデメリットは、「応募ができない」くらいしかありません

リクナビNEXTから応募しなければいい

「応募ができない」のは致命的と思われるかもしれません。ですが、それならば、リクナビNEXTから、応募しなければいいんです。

情報収集のひとつとして活用して、応募は、その会社のホームページからすればいいんです。

ホームページに、採用についての掲載がなくたって構いません。募集してるのは事実なんですから、電話して「御社に興味があるのですが、求人はありますか?」、聞けばいいだけです。

どうしてもリクナビNEXTのフォームからと言われたときは、あきらめるしかありませんが、大手企業が大量の採用をする場合や、最初の選別を外注化しているなど、転職エージェント会社に一任しているケースはありますが、稀な話でしょう。

普通の企業は喜ぶと思いますよ。だって、掲載メディアにお金を払わなくてすむんですから。

悪い例ではありますが、私が2社目に勤めていた、悪徳経営者のブラック企業では、リクナビで応募してきた人が50代だったので、助成金をもらうために、ハローワーク経由に変えさせることまでしていましたよ。

直接応募するなら、事前の準備が大事

転職サイトなら、事前にサイトに登録した内容を見てもらい、1次選考になりますので、「応募する」ボタンを押すだけで完了です。

ですが、直接応募はそうはいきません。1次選考がどうなるのか、採用担当の方に聞くこととなります。まずは、履歴書と職務経歴書の提出でしょう。封筒の宛名の書き方や、添え状なども必要になります。

私は、「郵送してください」と言われましたが、近い会社だったこともあったので、雰囲気を見るのも兼ね、その会社のポストに入れに行きました。

さらに、その企業をしっかり「研究」することも必要ですよ。だって、直接応募するくらい熱意があるんですから、なぜその会社なのか、しっかりした志望動機があるはずでしょう。

これはとても大事ですよ。採用担当者に、「よく調べてあるな」、「だから我が社を希望しているんだな」、と納得させるくらいのものを作りこんでください。

情報を「使われる」のではなく、「使う」側へ

転職サイトも「広告」、収益事業であることを肝に銘じておく

昨今のマスコミの偏向報道は、目に余るものを感じますが、大手転職サイトも同じように感じます。

そりゃあ、企業の活動ですから、利益を追求するわけです。そのためには、スポンサーのために、誘導するような情報を発信したり、ひいては、今回の情報漏洩事件ようなことが起こるわけです。

そしてもうひとつ、転職に関するサイトで、最後は必ず「リクナビNEXT」などへの登録を促すサイト、これも「広告」です。

本当に多いですよね。ウンザリします。こんなの、いいことと出しても問題ない程度の悪いことしか書いてありません。そりゃそうです、それで登録してくれれば、サイト運営者の利益になるんですから。

登録や利用が「無料」なんて言葉、簡単に信用しないでくださいね。あなたの「個人情報」は価値があるものなんですから。「無料」で情報を提供してしまっているのは、私たちの方なんです。

こちらの情報を「使われる」だけでなく、こちらも、向こうの情報を読み解いて、うまく「使う」ようにしてください。

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