ベンチャー企業の社風は40代には厳しい?! あなたはこのノリについていけますか?

venture ブラック企業の体験談~この目で見てきた底辺職~

伸びている魅力的なベンチャー企業の募集、その実態

成長についていけていない、社内の体制

〇年連続増収増益、伸び盛りのベンチャー企業!

魅力的な求人でした。その業界の経験もあったことから、ここなら自分のスキルも生かせると考え応募、入社が叶いました。

ですが、実際に中に入ってみると、表面だけ素晴らしく装われた、中身は砂の城のような脆い会社でした。

ノリと勢いだけで大きくなっただけ、本当に大事なものは構築されていませんでした

一部の人間が超人的に働き(能力があるというわけではなく、労働時間の話です。)それなりに売り上げが伸びていったことを、本当の意味の成長と勘違いしてしまったんでしょう。

真にやるべきことを見失った若い経営者と言えばそれで終わりですが、あまりにお粗末な経営でした。

ベンチャー企業のノリを体験

とにかく派手で見栄えのいいこと、楽しそうな雰囲気、これが大事なんです。

そのノリの一部を挙げると、

  • 異常な労働時間の長さ。「会社にいること」が楽しい、という作られた雰囲気。
  • 異常なほど使用される、流行りのカタカナビジネス用語。
  • 異常に多い飲み会。しかも月曜の開催も。出席は強制。
  • 飲み会の終わりには、屋外で円陣を組んで掛け声。
  • 朝礼では毎回円陣を組んで掛け声。
  • 夢物語でしかない、ビジョンをみんなで唱和。
  • 社長崇拝。カリスマ扱い。
  • 忠誠心合戦を繰り広げ、不毛な争いをしている幹部。
  • 雑誌のインタビューやプロモーションビデオを作成など、 異常に高い、広告宣伝費。
  • 何にも勝る格好いいイメージ。
  • 女性は間違いなく見た目で採用。(可愛い娘ばっかでしたw)
  • 異常に多い、独身率。(離婚含む。40代以降も同様。)

キリがないので、これくらいにしておきます。

組織の構築はあとまわし

こんなノリですから、本当に必要な組織の構築なんて、あとまわしです。

イケイケで派手な広告をうち、受注はくるが、受ける体制が整っていないため、取り逃がす、なんて状況でした。無駄の極致です。

当然クレームも多く、その対応が深夜になることもしばしばでした。でも、それも楽しそうなんですよね。「大変な仕事しているオレカッコいい」、とでも思っているんでしょうね。

元々クレームを発生させなければ、なかった仕事でしょう?そんなの、仕事をしている実感に酔っているだけです。

こんな状況ですので、総務や人事も適当です。それ以前に、ちゃんとした総務・経理・人事の経験者がいませんでした。なんとなく、近い仕事をしていた人を充てていました。信じられないでしょうが、本当の話です。

保険証ができるまで2ヶ月掛かりましたから。でも、自分よりあとに入った、女性社員は1ヶ月でもらっていました。つまり、適当なわけです。

売り上げは伸びているので、常に人が足りません。求人は出しっぱなし状態です。そこに計画性はありません。いや、できないんです。経験者はいませんし。

教育制度も皆無、馴染めるかどうかは本人次第です。結果、入社した人員の半数は試用期間で辞めていきます。なぜみんなすぐに辞めていくのか、考えることすらしていませんでした。辞めたやつが悪い、というわけです。

伸びているのは確かに魅力だが

クレーム対応で朝4時まで働いていた社員が、本社で寝ていたところ、9時ギリギリに出社してきた役員が、それを見て、「それくらい普通のことだろ」と声をかけて、起こしていました。

本気で頭がおかしいのかと思いましたが、それが楽しいみたいです。まるで学生のサークル活動のようでした。自分は馴染めませんでしたが、体力に自信があり、こういったノリが好きで、見た目や口先に自信がある方にはいいのかもしれません。

私は早々に見切りをつけ、辞めることを選択しました。長時間労働で、体に異変を感じたこともありますが、会社の今後に大いに疑問がありました。

実際に、その後、無謀な新規事業に失敗し、人員を1/4にまで減らしたそうですので、早々に辞める選択をしたことは、間違いではありませんでした。

すべてのベンチャーがこうではないでしょうが、増収増益!事業拡大のため募集!なんて魅惑的な求人こそよく調べるべきです。確かに伸びている会社は魅力がありますが、私たちの年齢で博打のような選択。よくよくお考えください。

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